こんにちは!悠です!
今回は下記のRedditのスレッドで紹介されていた、適用するだけで簡単に出力画像のディテールを追加できるLoRA「add_detail」についてまとめていきます。
I’ve made a detail adder LoRAI’ve made a detail adder LoRA
by u/OedoSoldier in StableDiffusion
Hires.fixやMultiDiffusionのようなアップスケーラーを使うわけではないので、無負荷で手軽にディテールを向上させられる点が一番の魅力です!
LoRA「add_detail」の入手方法
Civitaiおよび下記のHugging Faceのページから入手できます。

LoRA「add_detail」の導入方法
ローカル版の方は入手したファイルを「~\webui\models\Lora」に保存しましょう。
Google Colaboratory版を使っている方は下記の記事を参考にしてください。


LoRA「add_detail」の使い方と比較
LoRA「add_detail」は、プラス適用することで出力画像にディテールを追加でき、マイナス適用することで逆にフラットな絵柄にすることができます。
- <lora:add_detail:1>:ディテールを追加する。
- <lora:add_detail:-1>:ディテールを取り除く。
実際にプロンプト内で使ってみた例をご覧ください。
使用したプロンプトや設定は次の通りです。
なお、拡張機能「adetailer」による顔の補正を行っています。
- Sampling method: DPM++ 2M Karras
- Sampling steps: 30
- Model: Counterfeit-V3.0
- 画像サイズ:768×512
masterpiece, best quality, absurdres, highres, official art, multiple girls, animal on shoulder, autumn leaves, blue eyes, blurry, blurry background, book, bug, butterfly, butterfly on hand, caterpillar, cloak, crown, dappled sunlight, diamond hairband, fairy, falling leaves, feet out of frame, fur-trimmed cloak, fur trim, knees up, leaf, light particles, long sleeves, looking at animal, medium hair, moth, open book, parted lips, reading, robe, sitting, smile, sunlight, tree, under tree, white cloak, white hair, white robe, <lora:add_detail:1>
(worst quality, low quality:1.4), (monochrome, greyscale:1.4), nude, bad anatomy, EasyNegative, text, logo, watermark, bad_prompt_version2
X/Y/Z Plotを使って、<lora:add_detail:1>、<lora:add_detail:0>、<lora:add_detail:-1>を比較していきます。
ついでに、イラストにディテールを追加してくれるLoRAとして有名なflat2とも比べてみました。
<lora:add_detail:1>を適用した場合としていない場合では、服や背景のディテールが一目でわかるほど違いますね。
flat2との比較は正直甲乙つけがたいです。どちらもアップスケーラーなしで細部まで表現されています。
まとめ
以上が、適用するだけで簡単に出力画像のディテールを追加できるLoRA「add_detail」の紹介でした。
無負荷でここまで簡単にイラストの質を変えられるため、ぜひとも導入しておくべきLoRAだと思います!
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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