【Stable Diffusion】拡張機能「Civitai Helper」を使って、モデル・LoRAのバージョン管理やサムネ取得を楽に行う方法!

こんにちは!悠です!

 

今回は「Stable Diffusion」のモデルデータを入手できるサイト「Civitai」の使い勝手を、格段に向上させてくれる拡張機能「Civitai Helper」の使い方を紹介していきます。

まさに痒い所に手が届く出来になっています!ローカル・Colab版どちらの方にもおすすめです。

 

2023年6月19日時点で、拡張機能の名前が「Civitai Helper2」に変わっていました。
アイキャッチ画像はモデルに「Yuzu」を使用しています!
スポンサーリンク
スポンサーリンク

「Civitai Helper」の導入方法

GitHub - butaixianran/Stable-Diffusion-Webui-Civitai-Helper: Stable Diffusion Webui Extension for Civitai, to manage your model much more easily.
Stable Diffusion Webui Extension for Civitai, to manage your model much more easily. - GitHub - butaixianran/Stable-Diffusion-Webui-Civitai-Helper: Stable Diffu...

 

Google Colaboratory版の場合

下記の方法で紹介している「maintained by Akaibu」のノートブックを使って、拡張機能「Civitai Helper」を導入していきます。

まだご覧になっていない方は、まず最初にこちらを準備しておいてください。

【Stable Diffusion】AUTOMATIC1111のWebUIをGoogle Colaboratory上で使う方法!【maintained by Akaibu】
「Stable Diffusion」で、「AUTOMATIC1111」が用意しているノートブック「maintained by Akaibu」を使って、Google Colaboratory上で自分の好きなモデルデータやLoRAを使用する方法についてまとめた記事です。
【Stable Diffusion】AUTOMATIC1111のColab版でLoRAを使う方法について紹介!【maintained by Akaibu】
AUTOMATIC1111のColab版「maintained by Akaibu」でLoRAを使う方法についてまとめた記事です。2.5D風AIコスプレイヤーを作成できる「KoreanStyle2.5D」も紹介しています。

 

Google Driveからモデルデータを読み込むセルの下に新しくセルを作成し、下記のコードを入力してください。

#Civitai Helperを導入
%cd /content/stable-diffusion-webui/extensions/
!git clone https://github.com/butaixianran/Stable-Diffusion-Webui-Civitai-Helper /content/stable-diffusion-webui/extensions/Stable-Diffusion-Webui-Civitai-Helper

%cd /content/stable-diffusion-webui

 

WebUIを起動し、「Civitai Helper」のタブが新たに追加されていれば導入は成功です。

 

ローカル版の場合

「Extensions」→「Install from URL」の「URL for extension’s git repository」に下記のURLを入力しInstallをクリックしましょう。

https://github.com/butaixianran/Stable-Diffusion-Webui-Civitai-Helper

 



「Civitai Helper」の使い方

拡張機能「Civitai Helper」には、いくつかの便利機能が備わっているので1つずつ使い方を紹介していきます。

 

サムネイル一括保存機能

ローカル版の方におすすめの機能です。

「Civitai Helper」のタブ内にある、「Scan Models for Civitai」から操作します。

 

これは自動的に「\webui\models」のフォルダ内に保存してあるモデルデータ、LoRA、embeddings、Hypernetworksのサムネイル画像を、Civitaiの該当のページからダウンロードしてくれる機能です。

ダウンロードした画像はこの記事で紹介した命名規則に則って名前が付けられるので、花札(🎴)マークからタブをRefreshするだけで自動的にサムネイルが反映されます。

 

わかりやすく言うと下の画像のようになります。

 

使い方は、SKip NSFW Preview images以外のすべての場所にチェックを入れてオレンジ色のScanを押すだけです。これで該当フォルダに(例えばLoRAのサムネ画像は\webui\models\Loraに)保存されます。

サムネイルにNSFW画像を使いたくない場合は、SKip NSFW Preview imagesにもチェックを入れましょう。

 

ちなみにColab版で使っても、なぜか反映されなかったりするので注意してください。

 

モデルの情報が記載された.infoというファイルも一緒にダウンロードされます。

 

モデルの情報を取得する機能

「Civitai Helper」のタブ内にある、「Get Model Info from Civitai by URL」から操作します。

 

Civitaiの該当ページのURLを入力することで、モデルの情報をローカル内に保存してくれます(.infoという拡張子です。メモ帳などで開けます。)

ただ、これを見るくらいならURLを直接開いた方がわかりやすいです。

あまり使うことはないでしょう。

 

モデルのダウンロード機能

「Civitai Helper」のタブ内にある、「Download Model」から操作します。

 

CivitaiのURLを入力することで、モデル・LoRA・embeddings・Hypernetworksを自動的にダウンロードしてくれる機能です。(例えばLoRAなら\webui\models\Loraに保存されます)

これはGoogle Colaboratory版の方に特におすすめです。

 

Colabを使用中に新しいLoRAを使いたくなった時って、「セルを中断する → CivitaiからDLしたモデルをDriveにアップする → 再度セルを実行してWebUIを起動する」という流れが必要なんですが、Civitai Helperの機能を使えばURLを入力するだけで全てが済みます。

いちいちWebUIを落とさなくていいので、煩わしさがグッと減りますよ!

 

モデルのバージョン管理機能

「Civitai Helper」のタブ内にある、「Check models’ new version」から操作します。

 

ローカル・Colaboratory版どちらの方にもおすすめな機能です。

Model Typesの欄にすべてチェックを入れて、オレンジの「Check New Version from Civitai」をクリックするだけで、PC内に保存してあるモデルデータやLoRAの最新版がCivitaiにアップロードされていないか自動的に検索してくれます。

 

最新版がヒットした時はサムネ付きで表示されるので、「Download into SD」のボタンを押せばダウンロードできます。

この際、古いバージョンの方が消去されるということはないので安心してください。

 

Display Buttonsの表示

Civitai Helperのタブの一番下に表示されているAlways Display Buttonsにチェックを入れ、花札マークからLoRAを呼び出して青い矢印をクリックすることで、サムネに4つのボタンを表示できます。

Always Display Buttonにチェック

 

青い矢印をクリック

 

これらのボタンには左から順に、次のような役割があります。

  • プレビュー画像の入れ替え。
  • Civitaiのダウンロードページを開く。
  • LoRAのトリガーワードを自動挿入。
  • プレビュー画像に使用されているプロンプトを挿入。

 

なお、あらかじめScanを行い.infoのファイルを入手しておく必要があります。

 

まとめ

以上が、「Stable Diffusion」のモデルデータを入手できるサイト「Civitai」の使い勝手を格段に向上させてくれる拡張機能「Civitai Helper」の使い方でした。

簡単に導入出来る便利機能ですので、ぜひ皆さんも試してみてくださいね!

 

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。

コメント

  1. なすり より:

    URL入れてインストール後、再起動してもCivitai Helperタブが見当たらないのですが
    なぜなんでしょうか?

  2. びび より:

    scan後にAlways Display Buttonsにチェックを入れて矢印も押したのですがボタンが表示されず、
    UI再起動するたびにAlways Display Buttonsのチェックも外れてしまい訳がわからず困っています。

    何か競合する部分とかってあるんでしょうか?

    • 悠 より:

      こんにちはです~!

      WebUI1.5.0以降のバージョンとはあまり相性が良くなく、上手く動作しないことが多々あるようです。
      おそらくこれが原因じゃないかなーと思いますがいかがでしょうか?

      有志が1.5.0でも通常通り動作するフォーク版を作ったというような話を小耳に挟んだので、調べてみると出てくるかもしれません

    • まさ より:

      はじめまして。
      私もその不具合で悩まされてたんですが、UIのデザインが変わってしまいますがkitchen-themeという拡張機能を入れると正常に表示されるようになりました。
      デフォルトのUIよりも便利な機能がたくさんあるので、不具合対策関係なくおすすめですよ。