パーティション管理ソフト【EaseUS Partition Master】を実際に使った感想&使い方を詳しく紹介!

こんにちは!悠です!

 

皆さんはPCのパーティションをご存知でしょうか?

パーティションとは、CドライブやDドライブといったように、ハードディスクドライブを論理的に分割することを意味します。

一つの物理的なハードディスクドライブを複数の仮想的なドライブに分け、それぞれのドライブに異なるファイルシステムを設定することができるんですね。

 

今回は、そんなパーティションの分割や結合を簡単操作で実行できる管理ソフト「EaseUS Partition Master」の使い方を紹介していきます。

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パーティションを分割するメリットは?

 

パーティション管理ソフトの使い方を紹介する前に、まずパーティションを分割するメリットについてみていきましょう。

 

【メリット1】データの保護とバックアップが容易になる

PCを使っていて一番怖いのは、何かのアクシデントでPC内に保存していたファイルが消失・破損してしまうことですよね。

ですが、パーティションをあらかじめ複数に分割しておくことにより、データの保護が簡単になります。

 

例えばですが、WindowsのOSをインストールする場所と日常で使うデータの保存場所を分けておくことで、OSがクラッシュした場合でもデータの方は保護されるんですね。

また、CドライブをOSの専用領域として割り当てることで、PCをサクサク快適に動かせるようになるという副次効果もあります。

 

【メリット2】デュアルブートシステム

あまり一般的な使い方ではありませんが、パーティションを分けることにより、PCに複数のOSをインストールすることができます。

たとえば、WindowsとLinuxの両方を別々のパーティションにインストールし、1台のパソコンで両方を起動できるように設定することができるんですね。

これをデュアルブートと呼びます。

 

自作したプログラムやソフトウェアが、OSを変えてもきちんと動作するか確かめたい時などに使えますね。どちらかというとプログラマーの方向けな使い方になります。

 

【メリット3】ストレージ管理を楽にする

例えばCドライブをシステム領域、Dドライブに音楽や映画、Eドライブに写真や画像を保存するといったように、使用するデータの種類ごとにパーティションを分けることでストレージの管理が楽になります。

特定のファイルを検索しやすくなりますし、用途ごとに分類・整理するのも直感的にわかりやすいですよね。

特に大容量のHDDやSSDをPCに搭載していて、大量のデータを保存している場合に効果があるやり方です。

 

また、異なるパーティションにデータを保存することで、パフォーマンスが向上することもあります。

ゲーミングPCで、ダウンロードしたゲームのデータを専用のパーティションに割り当てて保存しておくことで、読み込み速度が向上してより快適に遊べるようになる場合もあるそうですよ!

HDDとSSDを同時に搭載しているなら、システム領域やデータ保存はHDDに、ゲームは読み込みの早いSSDに保存しておけば問題ないので、パーティションの分割は必要ありません。

 

EaseUS Partition Masterのインストール

パーティション管理ソフト「EaseUS Partition Master」は、下記のサイトから無料でダウンロードすることができます。※無料版には機能制限があります。

EaseUS® Partition Master Professional - Windows用のディスク/パーティション管理専門ソフト
【EaseUS(イーザス)公式サイト】最新のWindows 11にもご対応!極めて素早くディスク領域の不足やパーティションのサイズ変更、分割などの問題を解決し、Windows 11/10/8/7/Vista/XPの環境で素晴らしく動作し、RAIDまでも簡単に対応できます。

 

ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして起動し、「今すぐインストール」をクリックしましょう。

 

これだけでインストール完了です。難しい点は何もないですね!

 

EaseUS Partition Masterの使い方

では実際に起動して、「EaseUS Partition Master」を使ってみましょう。

シンプルなUIなので、使ってみれば操作方法は簡単にわかりますよ!

ちなみにPCに外付けしたHDD等のパーティションも操作することができます。

 

パーティションを分割する方法

では早速、本ソフトの基本となるパーティション分割のやり方を見ていきましょう。

 

まず、分割したいパーティションを選択し、「サイズ移動/調整」をクリックします。

 

ステップ2にあるスライダーを操作してパーティションのサイズを設定し、OKをクリックします。今回は300GB分未割り当て領域ができるようにしてみました。

OKをクリックしても、この時点ではまだパーティションは分割されていません。

 

未割り当て領域が新しく出現しているので、右クリックして「作成」を選択します。

 

「ドライブレター」で好きなアルファベットを選びましょう。今回はGにします。

 

OKを押すと、新たにGドライブが作成されます。

ではこれまでに行ってきた操作を実行しましょう。ウィンドウ右下にある「タスクを実行」ボタンをクリックします。

 

パーティション分割の操作が実行されます。「タスクを実行」をクリックするまでは実際に分割されず、いつでもキャンセルできる仕様なのは使いやすいですね。

 

完了と表示されればパーティション分割は終了です。エクスプローラーを開いてみると実際にGドライブが出現していますね。

 

※公式による「EaseUS Partition Master」を使った「Windows 11/10でハードドライブを分割する方法」も公開されています。

 

パーティションを結合する方法

次に、今作成したGドライブを削除して、元のようにEドライブに結合してみましょう。

 

Gドライブをクリックして、右にある「削除」を選択します。

 

確認画面が表示されるので「はい」をクリックします。

 

Gドライブが消えて未割り当て領域になるので、選択して分割した時と同じように「サイズの調整/移動」をクリックします。

スライダーが表示されるので、右端まで動かしましょう。

 

ウィンドウ右下にある「タスクを実行」をクリックして、完了と表示されればGドライブとEドライブの結合ができています。

 

その他の機能

パーティション分割の他にも、「EaseUS Partition Master」には次のような機能があります。

  • OSの移行:Windows OSを別のストレージに移動する。
  • ディスクのクローン:現在のストレージのデータを他のストレージに複製する。
  • パーティションクローン:現在のパーティションのデータを他のパーティションに複製する。
  • パーティションのフォーマット
  • ディスクの形式を変換:パーティションを管理する仕組み(MBR、GPTなど)を変換する。
  • パーティションの復元:削除してしまったパーティションを復元する。
  • ISOファイルの書き込み:ISOファイルをUSBファイルに書き込む。

 

【補足】

MBRやGPTはパーティションを管理する仕組みで、GPTの方が新しくディスクサイズや最大パーティション数などの制限もないため、現在よく使用されています。

 

ただ欠点として古いOSを使用できないという点があり、その場合にMBRが使用されます(参考記事)。

MBR形式は破損によってHDD自体が起動しなくなることもあるらしいですね。公式による「Windows 10/11のMBRを修正する方法」もぜひ参考にしてください。

 

無料版と有料版の違い

 

EaseUS Partition Master」の無料版では、すべての機能をプレビューすることができます。

ただ実際に分割・結合作業を行う(タスクを実行する)には有料版にアップグレードする必要があります。

 

購入する前に、まずは無料版を実際に試してみて機能や操作感に納得できるか確かめてみるのがおすすめですよ!

 

実際に使ってみた感想・まとめ

今回使ってみた「EaseUS Partition Master」ですが、UIが直感的でわかりやすく初心者でも小難しいパーティション分割を簡単にできる非常に便利なソフトウェアだと思いました。

 

個人的に一番良いと思ったポイントは、「タスクを実行」するまで実際にパーティション分割は行われず、現在のパーティションの状況をソフト内で確認しつつ作業できる点ですね。

初めてパーティション分割作業をする際は、多くの方が迷いながら操作すると思うので、試行錯誤しながら操作のやり直しが簡単にできるのは誰にでもおすすめできます。

 

フリーソフトのようにUI画面でもっさりせず、サクサク動作してくれるのも嬉しいですね。

 

この記事を書く際に下調べをしていて驚いたんですが、BTOのパソコンを注文する際、オプションとしてパーティション分割を依頼すると追加料金を取られることもあるそうです。

そんなことをせずとも「EaseUS Partition Master」のようなソフトウェアで誰でも簡単に数分で分割できるので、ぜひ試してみてほしいですね。

 

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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