こんにちは!悠です!
「Stable Diffusion」で画像を生成していると、イラストを自分の想像に近づけるためにプロンプトを継ぎ足していって、結果的にプロンプトが多くなりすぎてよくわからなくなることがあると思います。
そこで今回は、プロンプトのテンプレ部分を入力欄以外の場所に記載して、長いプロンプトを整理できる拡張機能「sd-webui-global-prompts」について紹介していきます。

Styleによる管理とはまた別の方法で、プロンプトを整理できますよ!
「Global Prompts」の導入方法
Google Colaboratory版の場合
下記の方法で紹介している「maintained by Akaibu」のノートブックを使って、拡張機能「Global Prompts」を導入していきます。
まだご覧になっていない方は、まず最初にこちらを準備しておいてください。


Google Driveからモデルデータを読み込むセルの下に新しくセルを作成し、下記のコードを入力してください。
#Global Promptsをインストール
%cd /content/stable-diffusion-webui/extensions/
!git clone https://github.com/propapanda/sd-webui-global-prompts /content/stable-diffusion-webui/extensions/sd-webui-global-prompts
%cd /content/stable-diffusion-webui
ローカル版の場合
「Extensions」→「Install from URL」の「URL for extension’s git repository」に下記のURLを入力しInstallをクリックしましょう。
https://github.com/propapanda/sd-webui-global-prompts
WebUIを再起動して、txt2imgの設定欄の下にGlobal Promptsの項目が表示されていれば導入完了です。
「Global Prompts」の使い方
拡張機能「Global Prompts」の使い方は非常に簡単です。
txt2imgの設定欄の下にある「Global Prompts」の項目を開き、Enableにチェックを入れます。
4つの入力欄が表示されるので、下のように手順でプロンプトを記載しましょう。
- Positive Prefix: ポジティブプロンプトの先頭に付けるタグ。品質系・構図系など。
- Positive Postfix: ポジティブプロンプトの最後尾に付けるタグ。LoRAやLyCORISなど。
- Negative Prefix: ネガティブプロンプトの先頭に付けるタグ。
- Negative Postfix: ネガティブプロンプトの最後尾に付けるタグ。
よく使う自分なりのテンプレ部分を4つの項目に割り振ると、プロンプト入力欄がすっきりして見やすくなります。

入力例

プロンプト入力欄

実際に出力されたもの。赤線以外はGlobal Promptsが反映されている。
まとめ
以上が「Stable Diffusion WebUI」で、プロンプトのテンプレ部分を入力欄以外の場所に記載して、長いプロンプトを整理できる拡張機能「sd-webui-global-prompts」の紹介でした。
あまりに長すぎるプロンプトを使うと生成に悪影響(構図の自由度が減る)なため、この拡張機能やStyleを使っても整理しきれない場合は、ある程度短くした方が良いかもしれませんね!

長すぎるネガティブは逆効果だったりするので注意してください!
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
コメント
自分の環境下ではRuntimeErrorを吐くなぁ残念。
これって連続生成時に2枚目以降は反映されなくないですか?