こんにちは!悠です!
今回は以前紹介した、大量の候補の中からランダムで複数のプロンプトを選んで自動適用してくれる拡張機能「OneButtonPrompt」を使って、プロンプトすら一切考えることなく無限に美少女を作り続ける一連の手順を、アップスケール込みで紹介していきます。

「Stable Diffusion」で何か明確に作りたい画像がある方には向きませんが、「とにかくいろんなパターンの美少女が見たい!」という方には非常におすすめできる方法です!

この記事で紹介している手順の改善案などがありましたら、ぜひコメント欄で教えてください!
事前に準備しておきたい拡張機能
今回紹介する「OneButtonPrompt」を使った無限美少女生成におすすめの拡張機能をリストアップします。
各拡張機能の導入方法や詳細な使い方に関しては、リンク先で別の記事にまとめていますのでぜひ確認してみてください。
事前に準備しておきたい拡張機能は次の通りです。
- OneButtonPrompt(当然)
- adetailer(顔の自動補正)
- multidiffusion-upscaler-for-automatic1111(アップスケール)
- a1111-sd-webui-lycoris(LoRA・LyCORISの適用)
- Image Browser(生成した画像の閲覧)
adetailerとMultiDiffusionは出力画像の品質に大きく影響を与えるため必須です。
a1111-sd-webui-lycorisとImage Browserは無くても構いませんが、あると便利です。
OneButtonPromptを使った無限美少女生成法
では早速、拡張機能「OneButtonPrompt」を使って、プロンプトすら考えることなく無限に美少女の画像を生成していく方法をまとめていきます。
今回は細かな設定まで紹介していきます。いろいろ試した中で私が今一番おすすめな設定でもあるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
※各設定項目の意味に関しては以前までの記事で紹介しているので、興味がある方は上の項から飛んで確認してくださいね!
txt2imgで画像生成
WebUIを起動し、使いたいモデルをセットします。ポジティブプロンプトとネガティブプロンプトは空欄にしてください。
Sampling methodをDPM++ 2M Karrasにし、Sampling stepsを20、CFG Scaleを7、seedを-1にします。
WidthとHeightは512×512、768×512、512×768の中から好きなものを選びましょう。この3つが一番おすすめです。
Batch sizeはGPUのスペックに応じて適切な値を入力してください。低VRAMなら1安定です。
なお、最近私が使っているGTX1660Tiでは、Batch sizeを2にした方がかなり生成速度を高速化できることに気づきました。
ADetailerの項目を開き、Enable ADetailerにチェックを入れ、ADetailer modelをface yolov8s.ptにします。
一番下にあるScriptの中からOneButtonPromptを開き、スライダーを5~7、Subject Typesをhumanoid、Artistsをnone、type of imageをallにします。
Overwrite subjectに1girl,soloと入力します。(2girlsにすると2人描画されるようになります)
Prompt fieldsには次のように設定するのがおすすめです。
Place this in front of generated prompt (prefix)
括弧の中の単語は好みに応じて入力して下さい。リアル系のモデルを使う場合はphotorealisticも足しておいた方が良いと思います。
Place this at back of generated prompt (suffix)
ここには画像生成時に適用したいLoRAを設定します。
「a1111-sd-webui-lycoris」を導入済みの方は<lyco~>、未導入の方は<lora~>の形式で入力しましょう。
<lyco:flat2:-0.5>を適用すると8割以上のモデルでいい感じに高品質化するので私は大好きです。
Use this negative prompt
私が使っているテンプレネガティブプロンプトです。お好みで調整してください。
ここまで設定出来たらGenerateボタンを押して画像を生成しましょう。
img2imgでアップスケール
MultiDiffusionを使ってimg2imgタブでアップスケールを行います。
いろいろなアップスケール方法を試してみたんですが、MultiDiffusion単体で行う方法が最も万人向けだと思います!
Image Browserのタブに移動して、アップスケールしたい画像を選んだ後Send to img2imgのボタンを押します。
img2imgの設定欄にあるDenoising strengthを0.3~0.4に設定します。
Tiled Diffusionのタブを開き、Enable Tiled Diffusionにチェックを入れ、Upscalerを4x_UltraSharpもしくは4x_foolhardly_Remacriに設定します。
アップスケーラーの入手方法に関してはこの記事で紹介しています。
拡大したい倍率をScale Factorに設定しましょう。2なら512×512→1024×1024になります。
それ以外はデフォルトのままでOKです。
Tiled VAEの項目を開き、Enable Tiled VAEとMove VAE to GPUにチェックを入れます。それ以外はデフォルトのままでOKです。
おそらくタイルサイズなどはGPUのスペックに合わせて自動調節されていると思います。
これで設定は終わりなので、Generateボタンを押してアップスケールを行いましょう。
仕上がった画像の細部が気に食わない場合は、Lama Cleanerを使うのがおすすめです。

まとめ
以上が、拡張機能「OneButtonPrompt」を使って、プロンプトすら一切考えることなく無限に美少女を作り続ける一連の手順の紹介でした。
ランダム要素を含めた画像生成手法は、Dynamic PromptとWildCardを組み合わせた方法が主流だと思いますが、それよりもはるかに簡単な設定で遊べるおすすめの方法なのでぜひ試してみて下さいね!

現在も更新され続けている拡張機能ですので、今後も注目していきたいです!
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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