こんにちは!悠です!
最近Redditで話題になった、img2imgとControlNetを組み合わせてできるQRコード風のAIアートをご存知でしょうか?
ControlNetを用いてQRコードを装飾するのめちゃくちゃ良い!
試したらちゃんと読み込めた!これは最高の使い方なのでは?https://t.co/vgeNiYvgMr pic.twitter.com/0MZAsL83Mi
— (@makotofalcon) June 6, 2023
今回は「Stable Diffusion WebUI」で、QRコードを作成できる拡張機能「webui-qrcode-generator」の紹介と、上の記事のようなQRコード×AIアートを生成する方法に関してまとめていきます。

なお、スマホ等のQRコードリーダーを使えば、通常のものと同じようにリンクを開くことができます。
「webui-qrcode-generator」の導入
Google Colaboratory版の場合
下記の方法で紹介している「maintained by Akaibu」のノートブックを使って、拡張機能「webui-qrcode-generator」を導入していきます。
まだご覧になっていない方は、まず最初にこちらを準備しておいてください。


Google Driveからモデルデータを読み込むセルの下に新しくセルを作成し、下記のコードを入力してください。
#webui-qrcode-generatorをインストール
%cd /content/stable-diffusion-webui/extensions/
!git clone https://github.com/missionfloyd/webui-qrcode-generator /content/stable-diffusion-webui/extensions/webui-qrcode-generator
%cd /content/stable-diffusion-webui
WebUIを起動して、QR Codeのタブが追加されていれば導入は成功です。
ローカル版の場合
「Extensions」→「Install from URL」の「URL for extension’s git repository」に下記のURLを入力しInstallをクリックしましょう。
https://github.com/missionfloyd/webui-qrcode-generator
QRコード×AIアートの作り方
この方法は下記のRedditの記事、
My QR code but spicier [workflow included in comment]
by u/harvard1932 in StableDiffusion
および下記ツイートを参考にしています。
2つ目AI美女のStable Diffusion QRコードの作り方解説#StableQR部 pic.twitter.com/Sp1vqO23Dm
— 新宮ラリのAIイラストニュース (@shingulari) June 9, 2023
なお、上のツイート主様が運営しているDiscordサーバーでは、QRコード×AIアートに関する情報が更に詳しくまとめられていました。超おすすめです!

この記事で紹介しているものとは別タイプの、QRコード×AIイラストの作り方も載っていました。
QRコードの作成
では早速、QRコード×AIアートを作成していきましょう。
先ほど導入した拡張機能「webui-qrcode-generator」を使ってQRコードを作成します。
QR Codeのタブを開き、Textの欄に表示したいURLを入力します。今回はこのブログのURLを入れています。
またError Correction LevelをHにしてください(初期値はL)。
これでGenerateボタンを押すと、QRコードが自動的に生成されます。
QRコードの下に表示されているSend to img2imgとSend to ControlNet(img2img)をクリックしてください。
img2imgでの設定
img2imgタブに移動し、下記のように設定します。赤字の部分は必須項目です。
なお、モデルやプロンプトに指定はないので、自分の好きなものを使ってください。
- Model: meinamix_V10
- Positive prompt: masterpiece, best quality, highres, 1girl, upper body, face close up, face focus, very long hair, shirt, blue hair, twintails
- Negative prompt: (worst quality, low quality:1.4), (monochrome, greyscale), nude, bad anatomy, EasyNegative, text, logo, watermark
- Sampling method: DPM++ 2M Karras
- Sampling steps: 20
- CFG scale: 7
- Denoising strength: 1
- Width, Height: 768×768以上
注意点としてWidthとHeightを512×512にすると、QRコードが全く読めなくなります。
768×768や1024×1024がおすすめです。
ControlNetでの設定
次にControlNetの設定をしていきます。
- Enableにチェック
- Control Type: All
- Preprocessor: inpaint_global_harmonious
- Model: control_v11f1e_sd15_tile
- Control Weight: 0.5
- Control Mode: Balanced
- Resize Mode: Just Resize
プリプロセッサにinpaint、モデルにtileという、通常では決して使わない組み合わせを採用するので注意してください。
QRコード×AIイラストの出力
これで設定は終わりですので、Generateボタンを押して画像を出力しましょう。
下記のようなQRコード×AIイラストが生成されます。
なお上の画像は、768×768で生成した画像をMultiDiffusionを使って1152×1152(1.5倍)にアップスケールしています。
Denoising strength = 0.3でアップスケールすれば、QRコードの読み取りに支障はありませんでした。
まとめ
以上が「Stable Diffusion WebUI」で、QRコードを作成できる拡張機能「webui-qrcode-generator」の紹介と、QRコード×AIアートを生成する方法のまとめでした。
自分のブログやTwitterアカウントを宣伝する際は、この方法で作ったQRコードを使うとおしゃれかもしれませんね!
最後に私が普段使っているおすすめのQRコードアプリを載せておきます。読み取り速度がめちゃくちゃ早いですよ!
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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