映画『サイレンス(原題:Hush)』のストーリーに隠された本当の意味【Netflix独占配信映画】

こんにちは!悠です!

今回はつい先日視聴した、Netflix独占配信映画『サイレンス(原題:Hush)』の視聴後レビューを書いていきたいと思います!

映画が撮影されたのは2016年と比較的新しい作品になっています。

本記事では、この作品の結末に関してがっつりネタバレしますので、視聴後に読むことをおすすめいたします!

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あらすじ

映画のあらすじしか書いてないレビュー記事ほど、見てて退屈なものはない!!!!!

と常々思っていますので、箇条書きで超簡単にご紹介します。

  • 郊外の住宅で一人暮らしをしている、耳が聞こえない小説家の女性のもとに快楽殺人鬼がやってくる。
  • 電源を落とされネットに接続できず、電話もない!
  • 完全に不利な状況の中、どうすれば生き延びることができるのか!?

という密室スリラーものになっています。

個人的に殺人鬼の仮面が、めちゃくちゃラファエルマスクに酷似してたことが壺でしたねw

あれは脱がないでほしかったなあ…

 

下に予告編を乗せておきますね。

 

映画のストーリー内容に関する考察(ネタバレ)

ここからネタバレになります。

 

この作品を見終わった後、ストーリーに関する疑問点がいくつか生まれました。

  • クレイグとの関係は?前夫かボーイフレンドっぽいけど?
  • この殺人鬼の目的は何?なんのためにマディーを襲いに来たの?
  • なぜ、強盗に来るなら銃を持ってこないの?ボウガンとは弱すぎでしょ。
  • なぜ、さっさとマディーを殺しに行かないの?

とくにこのあたりに関して説明不足に感じました。

そんなことは重要ではないと監督が切り捨てた可能性も十分ありますが、そうではないとしたとき、推察できるストーリーが2つあると思います。

クレイグ犯人説

各扉に鍵をかけているといえども、窓はガラス張りなので、いつでも侵入しようと思えば侵入できるわけですよね。

それなのに、犯人がさっさとマディーを殺しに行かないのには、怨恨などの個人的感情が関与していると考えるのが自然です。

実際、犯人も「今殺しちゃもったいないよな。」や「殺すのは、死んだ方がマシと思わせてからだ。」といった、マディーをより苦しめたいという感情を表しています。

 

そして、物語冒頭でクレイグという人物から送られてくるメッセージには、「今でも君を想っている」と書かれており、強いマディーへの愛情(執着)を感じます。まあ、マディーはすぐ削除しちゃうんですけどねw

 

ここから導きだされる結論として、犯人はクレイグであり、ずっと自分の気持ちに応えてくれないマディーに対して恨みを持つようになって犯行に至った、という可能性があります。

あえて銃ではなく殺傷能力の低いボウガンを持参したのも、すぐにマディーを殺さないのも、自分の想いを踏みにじった彼女に対する復讐というわけですね。

 

しかし、この説には大きな弱点があります。

犯人はマスクを取って素顔を見せているんだから、知人のクレイグだったらもっとマディーはリアクションするだろう!ということです。

強引に説明を付けるなら、

  • クレイグは整形している。
  • マディーはクレイグだと気づいているが、声を出せないためそれを(視聴者に対して)表現できない。

くらいでしょうか。

 

正直どっちも弱いですよねw

苦しめて殺したいほど恨みを持っているのなら、素顔のまま犯行を行うことでマディーに自分がクレイグだということを認識させた上で、「お前さえ俺を無視していなけりゃ死なずに済んだ」と伝えたいでしょう。

声を出せないため表現できない、というのも微妙ですよね。犯人との対決の前、マディーが仕事用のPCに遺書のようなものを残しますが、クレイグだと気づいているならそこに記すでしょう。

 

よって、クレイグ犯人説はほぼないと思います

 

映画の内容は、マディーの書いている小説のストーリーである説

私の本命はこっちです!

マディーの職業はミステリー作家であり、何冊もの著書を手掛けています。

作中、マディーは新作のミステリー小説の結末に関して悩んでおり、妹とのビデオ通話でも「結末が7個もあるのよ」と発言しています。

 

また、序盤マディーが隣人の女友達に「どうやったら小説の内容を思いつくの?」と問いかけられたときに、「いろんな展開が映像で頭の中に流れてくる」、「その時には母親のような女性の声で頭に語り掛けてくる」と答えます。

終盤のマディーが状況の打開策を自問自答するシーンで、様々な選択肢(外に逃げる、隠れてやり過ごす、電力を復旧させて通報する)が頭に浮かび、最終的には犯人を殺す決意を固めるシーンはまさにこれですね。

 

その他にも、マディーは「その展開はダメよ…伏線がないもの」というようなことを考えるシーンがあります。本作では、一番最初に大音量で鳴り響いた火災検知器を犯人との戦いで使用したり、ハンマーを取り出す際に棚から取り出した殺虫剤で犯人の目を潰したりと、伏線をしっかり回収しているシーンがあります。

 

そして極めつけはこの映画の最後のシーンです。犯人を返り討ちにし警察に通報できたマディーは、ベランダに座り、安堵感からか目を閉じます。そしてエンドロールが流れます。

この「目を閉じる」シーンは、「小説の世界から抜け出る」ことを暗示しているのではないでしょうか?

 

以上をまとめますと、次のような理由で、映画の内容はマディーの頭の中に浮かんだ新作小説のストーリー説が考えられると思います。

  • マディーは新作小説の結末に悩んでいる。
  • 小説の展開は映像としてマディーの頭の中に浮かんでくる。
  • 映画の中では、小さな伏線もきっちり回収している。
  • 最後の目を閉じるシーンの解釈。

 

これは何の裏付けもなく、私個人の感想なんですが、意外としっくり来ています(*´▽`*)

小説と考えると、犯人がただの快楽殺人鬼であることにも、凶器がボウガンであることにも違和感はありませんよね。そういう犯人像をマディー自身が設定したと考えられますからね。

 

まとめ

以上が、映画「サイレンス(原題:Hush)」のストーリーに関する個人的な考察でした。

この映画はNetflixでしか見れないようなので、加入している方はぜひ見てみてくださいね!

海外の映画批評集積サイト『Rotten Tomatoes』でも非常に高い評価を受けている作品です。

では、ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

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