こんにちは！悠です！
誰しも子供の頃に読んだことがある絵本。そこには大人になった今でも記憶に残るような、可愛らしい挿絵が載っていたりしますよね。
今回は「Stable Diffusion」で、そんな絵本の挿絵のような画像を出力できるマージモデル「拇指姑娘（Thumbelina）」について紹介していきます。
「Thumbelina」は「親指姫」という意味です！
ほんわかした絵柄で癒されたい方には非常におすすめできるモデルなので、ぜひ皆さんも試してみて下さいね！
「Thumbelina」の特徴
「Thumbelina」は、バージョンごとに出力されるイラストの傾向が大きく異なるモデルです。
v1.0はAnythingのようなアニメイラスト系、v2.0はカートゥーン系、v3.0（Special Edition）が今回紹介する絵本の挿絵のようなテイストのモデルになっています。
Civitaiで全てのバージョンをダウンロードすることができます。
概要欄に記載されているおすすめの設定は以下の通りです。
- Negative: (worst quality, low quality:1.4), (bad_prompt_version2:0.8), EasyNegative, badhandv4, text, name, letters, watermark
- Steps: 20
- Sampler: DPM++ 2S a Karras
- CFG scale: 7
- Denoising strength: 0.5
- Hires upscale: 2
- Hires steps: 20
- Hires upscaler: R-ESRGAN 4x+ AnimeB
- Clip skip: 2
- VAE: kl-f8-anime2.vae.pt
このモデルの独特の色味を壊してしまうので、ネガティブプロンプトにmonochromeやgreyscaleは入れない方が良いと思います。
ポジティブのクオリティタグ（masterpieceなど）も、個人的には不要だと思いました。
「Thumbelina」のサンプル画像
では早速、私が「Thumbelina」で作成した画像を紹介していきます。
設定に関しては下記の通りです。MultiDiffusionによるアップスケール、Adetailerによる顔の自動補正を行っています。
- Steps: 20
- Sampler: DPM++ 2M Karras
- CFG scale: 7
- Size: 1536x1024
- Model hash: 471a92a08c
- Model: Thumbelina_v30SpecialEdition
- Denoising strength: 0.3
- Clip skip: 2
- Tiled Diffusion upscaler: 4x-UltraSharp
- Tiled Diffusion scale factor: 2
- Tiled Diffusion: {“Method”: “Mixture of Diffusers”, “Tile tile width”: 96, “Tile tile height”: 96, “Tile Overlap”: 48, “Tile batch size”: 1, “Upscaler”: “4x-UltraSharp”, “Upscale factor”: 2, “Keep input size”: true}
- Version: v1.4.0
サンプル画像【その1】
1girl,angel,angel wings,halo
(worst quality, low quality:1.4),nude,bad anatomy,EasyNegative,text,logo,watermark
サンプル画像【その2】
1girl,cat ears,cat girl,cat tail,cat hand
(worst quality, low quality:1.4),nude,bad anatomy,EasyNegative,text,logo,watermark
サンプル画像【その3】
1girl,alice \(alice in wonderland\),surrounded by many vegetables,vegetable,carrot
(worst quality, low quality:1.4),nude,bad anatomy,EasyNegative,text,logo,watermark
まとめ
以上が「Stable Diffusion」で、まるで絵本の挿絵のような画像を出力できるマージモデル「拇指姑娘（Thumbelina）」の紹介でした。
個性が非常に強く、他のモデルではまず出せないような画像を出力できる意欲作ですよ！
なお、絵本の挿絵のような画像という点に関して言えば、同じ作者様による「Pupumix」もおすすめです。こちらはもう少しディテールが高めの画像を生成できます。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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