【Stable Diffusion】生成したAIイラストを微修正したい時に役立つ「Variation strength」の使い方!

こんにちは!悠です!

 

「Stable Diffusion WebUI」でAIイラストを作成した時、「構図や表情は完璧だけど、微妙に背景が気に入らない」みたいなことよくありますよね。

今回はそういったモデルを微修正したい場合に役に立つ、「Variation strength」の使い方に関してご紹介していきます。

なお、この記事のAIイラストは「schoolmax 2.5d」で作成しています!

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モデルを微修正したい場合のやり方

生成したAIイラストに微修正を加えたい場合は、「Stable Diffusion WebUI」に元からついている「Variation strength」の機能を使います。

使い方は非常に簡単で、下記の画像のように3ステップで設定できます。

 

まずさいころマークの右にあるボタン(図の1)をクリックし、生成したイラストのSeed値を表示させます。

なお、Seed値に関してはこの記事で説明しています。

 

次にSeed値表示ボタンの右にある「Extra」(図の2)にチェックを入れます。

 

最後に、新しく表示される「Variation strength」の値(図の3)を変更しましょう。この値を大きくするほど、元のイラストとかけ離れたイラストが生成されます。

0.1程度に設定しておくことで、元のイラストと微妙に違うものを生成してくれるのでおすすめです。

 

ここまで設定出来たら、あとは通常通りGenerateボタンを押すだけでイラストが作成されます。

 

では例を見ていきましょう。上でも紹介したschoolmax 2.5dで作成したイラストを、Variation strengthを0.1に設定して数回再出力してみました。

なお、プロンプトとseed値は全て同じものを使用しています。

 

【元のイラスト】

 

【Variation strength = 0.1(1回目)】

 

【Variation strength = 0.1(2回目)】

 

基本的な構図や服装、顔立ちはほぼ同じですが、すべてのイラストの細部が微妙に異なっていますよね。

この機能を使うことで、より自分の理想に近いAI美少女を作成することができますよ!



アイキャッチ画像のプロンプト

では、最後に今回のアイキャッチ画像で使ったプロンプトを紹介しておきます。

  • Model:schoolmax 2.5d
  • Clip skip : 2
  • ENSD : 31337
  • Sampling method : DPM++ SDE Karras
  • Upscaler : R-ESRGAN 4x
  • Hires steps : 20
  • Denoising strength : 0.5

 

 

【Positive】
masterpiece, best quality, absurdres, ultra-detail, photorealistic, close up of face shot, medium breasts, ((cleavage)), upper body, focus on face, 1 girl, silver hair, big blue eyes, very long hair, halo, angel wings, posing, cute, young, looking at viewers, church, professional lighting
【Negative】
(worst quality:1.4), (low quality:1.4), lowres, normal quality, ((monochrome)), ((grayscale)), skin spots, acnes, skin blemishes, age spot, glans, extra fingers, fewer fingers, strange fingers, bad hand, watermark, nipples, ((nsfw,))

 

まとめ

以上が「Stable Diffusion WebUI」で、生成したイラストを微修正できる「Variation strength」の使い方でした。

最高の構図を引き当てた際は、ぜひこの手法を試してより最高の1枚を仕上げてみてくださいね!

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

コメント

  1. 金銀さん より:

    はじめまして。いつも参考にさせて頂いております。他にも出た質問と重複するかもしれませんが教えて下さい。

    この機能を使うと、自分で創れたAIイラストやグラビアキャラの顔(シードは固定)を多少の変化で、衣装や髪型、撮影場所やポーズも変えられる。と認識していたのですが、何度か呪文を変えながら進むと 顔やスタイルがどんどん変わっていってしまいます。

    好きな顔を変えないまま、髪型や衣装を変えるのは不可ですか?

    また、それがおきるのは 前画像の影響をうけるからですか?(毎回元画像から創るべきなのかな…)

    シード値は 3と描いてある左隣の部分は-1が適してあますか?

    初心者で行き詰まっています。
    教えて頂けると幸いです。

    宜しくお願い致します。

    • 悠 より:

      コメントありがとうございます!

      Seed値を固定していた場合、Variation strengthを設定すると元画像に多少の変化を加えつつ、表情や構図を変えられます。Variation Seedの値は-1で構いません。

      ただ、私が試してみた感じVariation strengthの値がかなり重要になってくると思います。この記事では0.1をおすすめしていますが、この値だと金銀さんのおっしゃる通り顔やスタイルが変わることもよくあります。

      ※それでも10回0.1で試行したら6回くらいは元画像にかなり近いものが生成されるイメージです。

      本当に極小の変化がいい場合は、strengthの値を小さく(0.01~0.03)にして試してみてください。

      また、Seed値を固定したまま、Variation strengthを0.1程度に設定し、プロンプトを新たに追加することで結果が変わる場合もあります。
      Variation strengthは構図や細部を変えるのに役に立ちますが、髪型や服装を変えたい場合はプロンプトをいじる方がいいと思います。
      例えばですが、ツインテの画像をもとにしてVariation strengthを設定しても、ポニーテールになることはまずありません。

      この方法で最高の構図を引き当てるにはやはり試行回数が重要になってくると思います。私も50回やっても納得できないことがざらにありますw

    • 金銀さん より:

      50回やっても…の部分で元気が出ましたw
      そうですよね、何度も何度も考えながら引き当てるまで!ですよね。

      『こうしたい!』という描写はプロント部分で作り上げて
      『こっから近いイメージで!』が、Variation strength なんですね。

      今日ずっといじってて、分かってきました。
      1個できると違う部分がイマイチになってしまいますが、上達するよう頑張ってみます。

      ありがとうございました!

  2. 3日目 より:

    このサイトにはいつもお世話になっています。
    変えたくないところを塗りつぶして周囲だけ変える機能あったよね。imgの方にあるinplantってやつ。
    マスキングの外か内かも選べるし、それ使ってみたらって思うんですけどもう気づいたかな?