こんにちは!悠です!
超久しぶりにStable Diffusion関係の記事なんですが、またすごく便利な拡張機能を見つけてしまいました。
その名も「Weight Helper(sd-webui-weight-helper)」、拡張機能「LoRA Block Weight」を導入することで設定可能になる層別比重を、WebUI上でスライダーを使って手軽に入力できるようにするものです!

OUTALLのようなプリセット以外のものを手打ちで入力するのって大変ですよね!17(26)個のうち一つでも間違えると結果が変わってしまいますし!
なお「LoRAの層別適用やLoRA Block Weightってなに?」という方は、下の記事を参考にしてください。

「Weight Helper」の導入方法
ColabおよびPaperspaceでWebUIを利用されている方は、拡張機能の導入方法が異なるので注意してください。
今回紹介しているものはローカルにWebUI環境を構築している場合の方法です。
なお「Weight Helper」を使うには、前提として拡張機能「LoRA Block Weight」を導入しておく必要があります。
ローカル版の場合
「Extensions」→「Install from URL」の「URL for extension’s git repository」に下記のURLを入力しInstallをクリックしましょう。
https://github.com/nihedon/sd-webui-weight-helper
WebUIを再起動すると自動的に「Weight Helper」が有効化されます。
「Weight Helper」の使い方
プロンプト欄内で、層別適用したいLoRAまたはLyCORISを右クリックします。
層別の比重を設定できるスライダーが表示されるので、好みの値に変更しましょう。

LoRAの場合(17個)

LyCORISの場合(26個)
値を設定し終わったらWeight Helperのウィンドウを閉じましょう。プロンプト欄に層別比重が反映されているのが確認できます。
後は通常通り画像を生成すれば、設定した比重が適用されます。
LyCORISを使う場合の注意点
LyCORISに「Weight Helper」を適用する場合、<lora:lora_name:1>を<lyco:lyco_name:1>の形式に変更する必要があります。
LoRAとLyCORISを自動で判定してくれるわけではないので注意してください。
なおVer1.5.0以降のWebUIを使っている場合、<lora:lora_nameA:1>と<lyco:lora_nameA:1>によって生成される画像に差異はありません。
「Weight Helper」の設定
Settings → Weight Helperの欄から拡張機能の細かい設定を行えます。
TEnc min valueを-1に変更しておくと、flatのようなマイナス適用がデフォルトのLoRAを使いやすくなるのでおすすめです。
まとめ
以上が、拡張機能「LoRA Block Weight」を導入することで設定可能になる層別比重を、WebUI上でスライダーを使って手軽に入力できるようにする「Weight Helper」の紹介でした。
今までよりも気軽に様々な層別比重を試せるようになること間違いなしなので、ぜひ皆さんも試してみて下さいね!
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。
コメント