皆さんはウイルス対策ソフトに何を使っていますか?
私はこれまでのPC生活において、ウイルス対策ソフトはMicrosoftから無料で提供されているWindows Defenderしか使ったことがありません。
しかしそれでいて1度たりともPCウイルスに感染したことはなく、毎日快適にネット生活を送れています。
そこで今回は、第三者機関が出しているWindows Defenderの性能評価の紹介をしつつ、私自身の体感も交えながら、セキュリティソフトはこれだけで十分だと思っているという話をしていきます。
Windows Defenderの性能
AV-TESTによる評価
AV-TESTはドイツに本社を置く独立組織で、MicrosoftWindowsやAndroid用のウイルス対策ソフトウェアを独自の基準によって評価しています。
2021年3月~4月に行われたAV-TESTの最新の調査では、世界中の主要な21個のセキュリティソフトをウイルスからの保護率、ソフトウェアを導入した際のパフォーマンス、ソフトウェアの使いやすさ(ユーザビリティ)という3つの観点で評価しています。

Windows Defenderはこの調査で全項目満点を叩き出しているんですよね!
有料のセキュリティソフトとして有名なマカフィーやノートンと同じ評価を受けています。
各項目の内容を詳しく見ていきましょう。
ウイルスからの保護率
セキュリティソフトとしてもっとも重要な評価項目ですね。
マルウェア感染に対する保護については、2つの項目で100%の検出率を出しています。
パフォーマンス
セキュリティソフトの嫌な点に導入後のパフォーマンス低下が挙げられると思います。
基本的にどれも常駐なので、PCを起動している時はずっと動いていますからね。
上の表を見ると、Windows Defenderはパフォーマンスの観点では、ほぼすべての項目で業界平均を上回っています。
ウェブサイトの立ち上げに関しては業界平均の3分の1程度しか影響がありません。
ユーザビリティ
正常なソフトウェアまでウイルスと誤認識されてしまうと、せっかく買ったPCの機能性・拡張性がどんどん損なわれていきますが、Windows Defenderはユーザビリティの観点でも業界水準より高評価を出しています。
あまりにもセキュリティレベルが高すぎると、Steamが起動できなくてゲームができなかったり、Vectorや窓の杜でフリーソフトをダウンロードできなかったりしますからね。
AV-Comparativesによる評価
AV-Comparativesは、ウイルス対策ソフトウェアを調査および評価するオーストリアの独立組織です。
2021年3月に実施された、17種類のセキュリティソフトを対象にしたウイルス検出率の調査では、Windows Defenderの検出率は99.85%と非常に高い結果を出しています。
出典:https://www.av-comparatives.org/tests/malware-protection-test-march-2021/
赤:防げなかった攻撃(Compromised)
黄:ユーザーの設定に依存して防げる攻撃(User dependent)
灰:防いだ攻撃(Blocked)
橙:誤検知(False Positives)
Windows Defenderは常に更新されている。
Windows Defenderの更新頻度は高く、PC設定から履歴を見てみると1週間に何度もウイルスの定義がアップデートされていたりします。
ネットで検索すると他の有償ソフトに比べてウイルスブロック率が低かったり、誤検知が多いといった情報が出てきますが、それは数年前のデータであることが多いです。
現在では上項で紹介した第三者機関のデータにもあるように、他の有償ソフトと引けを取らない性能にまで向上しています。
【実体験】これまでウイルス感染したことは一度もない。
私が本格的にインターネットに目覚めたのが大学1年生の時でしたので、もう7年ほど毎日ネットにアクセスする日々を送っています。
趣味の1つがネットサーフィンということもあって、日本だけではなく世界中のサイトにアクセスしたり、面白そうなフリーソフトを相当数インストールしていますが、一度たりともウイルスに感染したことがありません。
勿論有償のセキュリティソフトは一度も使ったことが無く、ずっと標準搭載のWindows Defenderを使用しています。
正直PCをウイルス感染から守るには、セキュリティソフト云々ではなくインターネットで不用意なことをしないことの方がよっぽど重要だと思っています。
具体的には次の通りです。
- 海外のエ〇サイトでむやみに広告をクリックしない。
- フリーソフトをインストールする時には説明文をしっかり読む(英文でも)。
- 知らないメールが届いても添付されているファイルを開かない。
- よくわからない.exeファイルを起動しない。
- 海賊版サイトで違法コンテンツをダウンロードしない。
- 興味本位にTorを使ってダークウェブにアクセスしない。
こういったことをせず、単純にYouTube等の動画サイトを閲覧したり、TwitterなどのSNSを利用したり、SteamでPCゲームを遊んだりするだけでウイルスにかかる可能性は限りなく0に近いと思います。
そのため、個人的には高いお金を出して有償のセキュリティソフトを導入するくらいなら、月990円払ってNetflixに加入した方がよっぽど有意義だと思います。
どうしても変えたい時はavastを試してみよう。
基本的に私はWindows Defenderでセキュリティソフトは十分だと思っています。
しかし、どうしても気に食わなかったり、他のセキュリティソフトを試してみたい方はavastを入れてみることをおすすめします。

avastは無料版でもPC全体のウイルス・スパイウェアスキャンが使い放題なため、気軽に試すことができますからね。
まとめ
以上が、PCのウイルス対策ソフトとしてWindows Defenderを使っていれば、本当に特別な場合を除き十分なセキュリティを保てると思う理由でした。

無料&高性能っていうのが本当に素敵!
有償版のセキュリティソフトを導入する際には、本当にWindows Defender以上のセキュリティ対策が自分に必要なのかよく吟味してから購入してくださいね!
では、ここまで読んでいただきありがとうございました!
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